こんにちは、テケ女ナースの私です。
フェリチン4以下の私ですが、
鉄欠乏性貧血の改善方法について自分の考えのもとシェアしていきたいと思います。
鉄欠乏性貧血についての記事を以前書いていますので参考になれば嬉しいです。
今回は、鉄欠乏性貧血と分かった時の治療というか、改善に向けてどうするか?についてです。
鉄欠乏性貧血の治療とは?
鉄が欠乏している。
その時何をするか?⇨「鉄を入れる」です。
そんな単純な答えではありますが、
鉄を体に入れることなのですが、実は鉄分とは、体に非常に吸収されにくい栄養素なのです。
フェリチンは生理のある女性であれば、一ヶ月に5上がれば良い方とされています。
その鉄を増やすための治療というと、鉄を補充することで改善されます。
その鉄剤ですが、大きく分けて2種類存在します。
ヘム鉄
非ヘム鉄
があります。
ヘム鉄というのは、動物性のもの【食品でいうと、レバー、赤身肉など】
非ヘム鉄というのは、植物性のものであって【食品でいうと、ほうれん草、ひじきなど】
があります。
出来れば食事から自然に摂っていくのがいいのですが、効率が悪いです。
食事からはごくわずかしか吸収されていないとされるので、食事からだけでは間に合いません。
参考として、ヘム鉄で15〜25%の吸収率、非ヘム鉄では2〜5%の吸収率だそうです。
この数字って、結構低いと思いませんか?
食事では厳しい?ではどうすれば?
食事でとると鉄の吸収率ってとても低いことがわかりますね。
私も絶望的でした。
あんなにレバーやほうれん草を食べているのに〜!!と
あの努力はなんだったんだ?
と思わずにはいられませんね。
病院では一般的に貧血の治療というと大量出血などの極度の貧血でない限りは、鉄剤が処方されます。
注射製剤で一気に改善させるという治療もあります。
病院で婦人科疾患の治療を見ていると、結構頻繁に貧血改善のための注射が行われているので
怖いなーと思います。
肝臓などに溜まって、後々の副作用が大きいので本当に必要な時以外はしない方がいいと思います。
だいたい緊急を要する場合以外は、鉄剤の内服が第一選択になると思います。
処方される鉄剤とは?
病院で処方される鉄剤は、実は、吸収されにくい非ヘム鉄です。
えー、じゃあ、全然吸収されないジャーンと思いますよね。
処方薬の鉄剤は、1錠が50mgで一日2回内服すると100mgです。
吸収されにくいと言われる割に含有量が多いので、この中の3割が吸収されるのであれば、結構たくさん補充できると思います。
一般的には、この鉄剤を数ヶ月に渡って服用することで、ゆっくりと改善していきます。
鉄欠乏時には、吸収率がアップ?
ここで、テケ女さんには朗報です!
非ヘム鉄が一般的には吸収率が悪いとされていますが、
フェリチンがかなり低い場合というのは、非ヘム鉄からの吸収率の方が圧倒的によくなるという研究データが出ているそうです。
乾いたスポンジが水をうんと吸収するようにグングン吸収しようとするのでしょう。
鉄剤の副作用とは?
さて、処方された鉄剤をうまく飲み続けられれば、少しずつでも、鉄不足が改善していくと思われます。
しかし、この処方薬のデメリットとして、副作用が大きいということがあります。
どんな副作用があるのでしょう?
吐き気、下痢、便秘などの胃腸障害、発疹などが挙げられます。
その副作用により治療を継続できない例もたくさんあります。
今は市販でも鉄のサプリも売っていますし、
価格はちょっと張りますが、オーソモレキュラーのヘム鉄のサプリなんかもあります。
まず副作用が平気で、すぐにでも鉄欠乏を改善したいのであれば、処方薬に頼って見るというのがいい気がします。
長期的に鉄を補充するというのであれば、体に影響が少なく、自分にあったものを選ぶのが良いのではないでしょうか?
鉄剤を飲むだけでいいの?
鉄剤を飲むだけで、ある程度は改善されると思います。
しかし鉄は体のために備蓄しておくことが大切。
生理のある女性であれば、定期的に血液として流れていってしまうということもありますので、普段から多く鉄を蓄えておく必要があるのです。
ですから、普段から鉄を多く含む食品を食べたりすることも必要ですね。
それについてはまた記載していきたいと思います。