こんにちは。
私は鉄欠乏、低血糖症のため血糖コントロールをしていることを過去記事にしていました。
先月血液検査を再度してきたのですが、 HbA1cが4.4とかなり低く、低血糖状態が続いていて、副腎疲労状態であることがわかりました。
副腎疲労とは・・・
まず、副腎という臓器ですが、腎臓の上にちょこんとついている臓器です。
マイナーなイメージでしかないのですが、実はホルモンバランスを調整したりする大変重要な臓器なのです。
アドレナリンなどを放出して、血糖をあげたりすることにも関わっていて、血糖コントロールにはかかせないのです。
これがうまく働かないと血糖が低くなりすぎたり、反応しなかったり、常に血糖をあげようあげようと働いて疲弊することに加えてアドレナリンが出過ぎて常にイライラしたり。ホルモンの分泌が低下する状態なのです。
副腎疲労で起こる症状
体のホルモンの調整をつかさどる臓器ですから、ホルモンのバランスが崩れて様々な症状が出やすいことが想像できますよね。
具体的にはこんな症状があると副腎疲労になっている可能性大です。
- だるくて疲れがとれない
- 朝起きるのがつらい
- イライラしやすい
- 甘いものや塩辛いものカフェインを欲する
- 集中力がない
- 低血圧気味
- 日常生活においてやる気がない
- 性欲減退
- 月経不順、PMS
- 熟睡できなかったり、夜中に目が覚める
- アレルギー症状が出やすい
- 便秘や下痢になりやすい
などなど
私は日常のだるさは感じないのですが、急な気分の変動があったり、集中力が続かないなー頭がボーッとするなあという感覚はよくありました。
アレルギーではないけど、冬になると水っぽい鼻水がよく出たりするので軽いアレルギー反応が出ているのかなと思っています。
副腎疲労の人の検査データは?
私がお世話になっている分子栄養学の栄養カウンセラーの先生によるものです。
一般的な検査データの読み方だけではわからないところまで読み取ってくださいます。
- 副腎疲労の血液検査データの特徴としては、
- 空腹時血糖が90未満
- 中性脂肪が80未満
- 総タンパクが7未満
- ヘモグロビンやフェリチンが低い
- LDLが低い
- AST,ALTの間に開きがある
など
当てはまるのは上2つかな。
血糖コントロールの異常もあるので、副腎は疲労していると思います。
特に大事なのはコルチゾール分泌の異常
数あるホルモンの中でも副腎疲労で大事なのはコルチゾールです。
コルチゾールってどんなホルモンなのかみていきましょう。
コルチゾールとは
ストレスに反応して血糖や血圧、免疫の調整をはかるホルモンです。
具体的にはこんな働きをします。
- 抗炎症作用
- 抗アレルギー作用
- 過剰なインスリンから細胞を守る
- 血圧の調整
- 脱水予防
- 低血糖予防
- 心拍調整
- 脳の覚醒
- 神経系調整
かなり大事ですよね。
ですが、ストレスが強いとこれが過剰に分泌してしまうのです。
持続的なストレスは、体の中の栄養素を酷使してしまう。
マグネシウム、カルシウム、ビタミンC、ビタミンB郡、タンパク質など
これらの大事な栄養素を消耗してしまい、体全体が疲れてしまうということになるのです。
アルドステロンという体液を調整するためのホルモンがあるのですが、それがうまく分泌しないことでナトリウムとカリウムのバランスが崩れてしまうのです。
しょっぱいものが食べたくなったりするのです。
過剰に分泌すると起きるのは
コルチゾールが持続的に出てしまうことになり、血糖を必要以上にあげてしまうことで、インスリン分泌を促してしまうのです。
インスリンが過剰に分泌されることで低血糖を引き起こしてしまう。
→私の低血糖はこれで起きているようです。
またコルチゾールが過剰に分泌されると内臓脂肪を蓄積させてしまうことにも
交感神経を有意にしてしまうためイライラしたり情緒が不安定になったりするというわけですね。
うつ病と誤診されたりすることも多いようです。
血糖コントロールにも関わる
血糖があがり、インスリンが過剰分泌して血糖コントロールがうまくいかないということが起こります。
血糖は高くてもいけないけれど、低すぎることで別の弊害が出てしまうのです。
だいたい空腹時血糖は90〜100くらいあることが望ましいようですね。
低くなる分嬉しい!なんて思っていたけど、下がりすぎはもっといけないなんて、難しい・・・
この対処法はまた別の記事にしようと思います。
まとめ
ホルモンを調整する副腎は、体の機能を維持する大事な役割をする臓器だということがわかりました。
このストレス社会で生きている私たちは、知らず知らずのうちに臓器を疲弊させていることを理解しておく必要があります。
どうしても疲労が取れないのは、もしかしたら副腎を酷使しているかもしれないということを考えると改善の道がひらけるかもしれませんね。
感情の起伏が激しかったり、やる気がでないなどの症状からうつ病と誤診されることも多いようですから、不適切な診断をつけられないようにするためにも、知識をもっておくことは大切だと思いました。
お読みいただいてありがとうございました。