日本には馴染みがないビーツですがこれが「食べる輸血」といわれるくらい栄養豊富な野菜なのです。
私も数年前からビーツを知り、最初は見た目がきつすぎて、真っ赤なサラダやスープには抵抗がありました。
けど、知れば知るほどすごいパワーのある野菜ということが分かり、見かけたら必ず買ってしまいます。
「食べる輸血」と言われたり欧米では「肝臓の親友」とも呼ばれているだけある理由があったんです。
その色の正体であるベタニンがすごかった
スーパーフードと呼ばれるものには、栄養が非常に多く含まれているものが多いですよね。
ビーツももれなくたくさんの栄養が含まれています。
栄養素で言えば、カリウム、鉄、葉酸が多く含まれていて、むくみ予防や貧血予防にいいということが分かります。
ビーツ特有の特に含まれている成分がベタニン(ベタシアニン)というポリフェノールです。そうです、あの真っ赤な色の色素なんです。
なんといっても強い抗酸化力がすごいんです。
すごいのは強力な抗酸化作用。がんの治療に使われていた!?
ヨーロッパでは癌治療として使われてきたのです。実際に癌患者にビーツジュースを与えて癌が改善したというデータが出ています。
赤い色のベタインがすごい理由。そして期待される効果
肝臓の浄化作用があり、肝臓にある脂肪を減少させます。
またホモシステイン濃度を低下させる働きがあるんです。
血中のアミノ酸の一種でこの濃度が高いと心臓疾患や脳疾患の発症率が上がると言われたり、乳がんや結腸癌になりやすいとされています。
それを低下させる効果があることから心疾患・脳疾患の予防になるといえそうです。
一酸化窒素「No」の力もすごかった
一酸化窒素「No」という成分が含まれています。
これは血管を健康な状態にしてくれる成分でカリフォルニア大学の医師が発見して1998年にノーベル医学・生理学賞を受賞されています。
Noは脳への血流を増やし、脳の機能を維持するといった効果があります。
集中力が増したという研究結果も出ています。
そして血流が改善されることで、基礎代謝も向上し、ダイエットにもよいとされています。
アルファリポ酸で糖尿病予防
他にもアルファリポ酸という抗酸化物質が血糖コントロールを正常化させたりアルファリポ酸という抗酸化物質がインスリン感受性をよくしたりするので糖尿病の予防にも効果的といわれています。
硝酸イオンでデトックス効果あり
そして、ほうれん草などに含まれる硝酸イオンも多く含まれています。
これは血管の筋肉を緩めて広げる作用があり、つまり血圧を下げる力があります。
むくみ解消になったり、腸内環境を整えるといった効果もあります。
おすすめの食べ方をご紹介
こうやって成分の効能を書いていても、やっぱりすごいです。
どうしても見た目が真っ赤で食べにくい印象を持ちがちですが、味や食感は、見た目ほどくせはないのです。むしろ甘みもあって食べやすいのが特徴です。にんじんと一緒に摂取すると相乗効果が得られるようです。
となると、他の野菜といっしょに茹でてスープにすることがおすすめですよ。
生のままジュースやスムージーで食べるのもおすすめですが、私がボルシチにしてみました。
見た目が真っ赤でビックリしました(笑)
でも、意外と家族にも好評でしたよ!
ボルシチの他にも暖かいスープ、リゾットなどは相性が良いと思います。
これはポタージュにしてみました。
ピクルスや、サラダにして他も野菜といっしょに食べるのも良いと思います。
ただ、調理するときに他の野菜に色移りしてしまうので気になる場合は別茹でした方がいいかもしれません。
他に注意点として、食べすぎると尿が赤くなることがあるそうです。
あとは便が赤くなる!
夫が「赤いう○こが出た!」とびっくりしていました(笑)
手に入れにくい野菜ではあるのですが、缶詰や冷蔵パックなどあるので定期的に摂取していきたいと思っています。
体は食べたものでつくられる
食べたものを上手に消化・吸収するのにも
自分のそのものの機能が大事ですね。
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