私たち人間は少しくらい食べなくても生きていけるのですが、
人間の体に絶対必要なものがあります。
それは「酵素」です。
酵素が私たちの身体を生かしてくれているんです。
体内でつくられる酵素は、一生のうちで作られる数が決まっているそうです。
この体内酵素は、実は年齢とともにどんどん減っていくんです。
なんと20代をピークにそのあとはどんどん減りつづけ、
40代では約半分。
60代では1/3程度になってしまうんだそうですよ。
そして、酵素がなくなったとき体は動かなくなり、寿命がきます。
酵素は体内でつくられるもののほかには、食物酵素から補うしかありません。
消化酵素と代謝酵素とは?
酵素も大きく分けると2種類あるんですが、消化に必要な消化酵素と、
代謝に必要な代謝酵素があります。
消化酵素
消化酵素は体内に3000種類もあるといわれています。
口から取り入れる食物を分解するものであり、学生のころ習ったであろう唾液のアミラーゼ、胃のペプシンなどがありますね。
1つの酵素は一つの働きしかできません。
代謝酵素の働き
消化酵素によって体に吸収しやすい状態になったものを吸収し、栄養を細胞にいきわたらせて、栄養素が活躍できるようにする役割があります。
酵素量が減っていくと代謝酵素不足になり、
血流が悪くなったり、太りやすい体質になってしまいます。
食べ物を消化・吸収させるために酵素を使用するのですが、代謝酵素を増やすことで、
代謝酵素に回すことができ、肌の再生やターンオーバーに回すことができます。
悪い部分を修復し、自然治癒力を高める。
また悪玉菌の発生が減り、菌のバランスを保ってくれることで腸内環境が整います。
食物酵素
食物酵素とは、フルーツ、生野菜、発酵食品に含まれています。
酵素がしっかり足りている
・基礎代謝アップ
血液の流れがよくなり、冷え性改善、体内の内臓脂肪をもやせる体になります。
・血行促進
・有害物質の除去
・腸内環境改善
・美容への働き
活性酸素の無害化ができ、肌のターンオーバーでお肌プルプルになる。
といいことづくめですね。
体内酵素の無駄遣いを予防しよう
本来、代謝に回すための酵素を消化酵素づくりのために回されたりすると、
体の修復までできなくなります。
特に現代人は、ジャンクフードや、脂の多い肉類が多い食生活ですので、
酵素を無駄遣いしがちなんです。
なので、「消化」の仕事ばかりするため、
なかなか体の修復もできず、結果、病気を引き起こすようになってしまうんです。
また消化酵素を作る臓器である膵臓が疲弊して、
糖質代謝がうまくできなくなることで糖尿病などの引き金にもなるのです。
体が正常に本来の働きができれば、体の不調は改善してくるのです。
だから酵素は大事だし、仕事を「消化」ばかりに押し当てないで、「代謝」に回してあげることで、余分に酵素を使わなくて済むということですね。
だから、「小食」だったり、「断食」であったり、ある程度、食事を抑えるということは大切ということなんです。
私は時々ファスティングをして、できるだけ消化活動を抑えて酵素を摂取し、
代謝酵素を高められるようにしています。
本格的なファスティングは、体質にもよりますので、無理強いしたり、専門家のアドバイスがあった方が安心です。
あくまでも参考にされることをおすすめします。
効率よく酵素をとろう
酵素は、加熱すると酵素は死滅してしまいます。
60度くらいまでなら大丈夫といわれていますが。基本は、生のままの果物、野菜を摂取することでそのまま取り入れることができます。
発酵食品にも含まれていますよ。
また酵素ドリンクが流行ったりしていますが、添加物などが入っていることが多いので、しっかり原材料を確認することが必要です。
まずは、自分で意識して、酵素の無駄遣いを減らすことからはじめるのが一番簡単だと思います。
生の状態での摂取などを心がけるなど、少しでも体をいたわることができるといいですね。
体は食べたものでつくられる
食べたものを上手に消化・吸収するのにも
自分のそのものの機能が大事
体と心もつながっています
身体と心を整えるナチュラルヒーリングで
自然治癒力を引き出すお手伝いをしています