私が避けているものの一つに果糖ブドウ糖液糖があります。
なんでこんなものにも入っているの?というようなものにまで入っているのでビックリしてしまいます。
果糖ブドウ糖液糖とは
ブドウ糖と果糖を主成分とする液状の糖のことで、別名で異性化糖と呼ばれたり、ブドウ糖果糖液糖と呼ばれたりされるものです。
正式名称は、高フルクトースコーンシロップというそうで、その名の通り、トウモロコシやじゃがいもなどのでんぷんを主成分にしています。
どうやってつくられるのか
原料として使われるトウモロコシやでんぷんに水とαアミラーゼという酵素を加えて加熱し、さらにグルコアミラーゼという酵素のでブドウ糖の液ができます。
その液をさらにグルコースイソメラーゼという酵素を反応させると果糖ブドウ糖液糖ができるというわけです。
この果糖の割合が50%を超えるのかどうかで果糖ブドウ糖液糖、ブドウ糖果糖液糖と言うふうに呼び方が変わるようです。
そしてこの原料はもちろんアメリカから運ばれてきた輸入トウモロコシ、コーンスターチからできています。つまり遺伝子組み換え食品なのです。
食品に含まれる甘味成分を取り出し、何かの製法をほどこした場合にも天然甘味料として分類されてしまうのです。
このような人工的な作られ方をしているのに、原料がトウモロコシだからといって、果糖ブドウ糖液糖も天然甘味料という呼ばれ方をするのは不自然ですよね。
特徴
・ブドウ糖の一部を砂糖に異性化することで砂糖液と同じくらいの甘味を持つ
・砂糖よりも甘味が残りにくい
・低温下で甘味を増すのでアイスクリームなどに適している
価格も安いため企業は嬉しい
液状のため粉末や固形などにすることができず市場には出回らない
血糖値を急激にあげてしまう
通常、摂取した糖質は、ブドウ糖に分解され小腸から吸収されるのですが、
果糖ブドウ糖液糖の場合、初めからブドウ糖と果糖が分解された状態になっています。
ということじは・・・
体内で分解というステップがないわけですね。
分解されることなくそのまま血液中に送り出されることになるのです。
つまり、通常ではありえない速さで血糖値があがることになります。
点滴中のブドウ糖濃度は5%未満ですが、清涼飲料水に入っているブドウ糖は10%以上になります。
点滴は時間をかけてゆっくりと体内に入りますが、清涼飲料水は運動後や暑い夏なんかにはグビグビと一気飲みすることも多いですよね。
そうすると血糖値が一気に跳ね上がり糖尿病まっしぐらという状況に陥ります。
活性酸素を倍増させる
糖とタンパク質が反応して生成されるAGEsは協力な活性酸素(フリーラジカル)を大量に発生させます。体内の細胞や組織を酸化させ、病気のもととなります。
これが果糖ブドウ糖液糖は、砂糖と比べて20〜30倍の量になるほどです。
どんなものに入っているか
清涼飲料水、アイスクリーム、漬物、鍋の素、レトルト食品、など幅広く使われています。
結構いろんな食品に添加されているものなのでよくチェックしていきたいですね。
まとめ
他にも人工甘味料はたくさん存在しますが、できるだけ避けたほうがよいですね。
自然な甘味を感じて不自然な甘さに慣れないことが大切だと思います。
食品になにが入っているのかしっかりチェックして安全な食事をしていきたいと思います。